オフラインマーケティング
- 10.20.08
- マーケティング
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先月、県内のペンションに泊まってきたのですが、そこでちょっと心に残る体験をしました。
そのペンションは、犬と一緒に泊まれることがウリで、宿泊客は全員ワンちゃん同伴です。
最近は、ペットと一緒に宿泊できるところは増えてきたので、それほど珍しくもないかもしれませんが、そこは平日でも常に満室のようで、このご時世でも不景気なんて関係ない感じでした。
正直なところ、宿泊設備はそれほど上等とは言い難く、おそらく以前はラブホテルだったところを改築したのではないかという感じなのですが、犬も一緒に泊まっているにもかかわらず、清潔感があって細かなところに配慮が行き渡っていました。
そのほかにもスタッフのサービスなども良いところはたくさんあって、いろいろ述べていると長くなるので、割愛しますが、とにかく、私たちは久しぶりに家族そろってのんびり過ごすことができました。
さて、本題は、自宅に帰ってからのことです。
2泊も家を空けていたので、郵便ポストには2日分の新聞や郵便物がごっそり入っていました。私は、その中にまぎれている一通の絵はがきに真っ先に目がいきました。
そこには、「お帰りなさい」の文字が大きく書かれていたのです。
一瞬、なぜ自分たちが外出していたことがわかったのかと、ぎょっとしましたが、その不安はすぐに払拭されました。
そうです。さっきまで泊まっていたペンションからのはがきだったのです。ちょうど私たちが、帰ってくるころを見計らってはがきが到着するように投函しているところがなんとも心憎いところではありませんか。
これがたった一日ずれて、帰宅の翌日に到着してもちょっと興ざめです。すべての宿泊者に対して毎日このようなサービスを施すのは、なかなか続けられることでもないでしょう。
しかも、さらに1週間ほど過ぎたころには、スタッフ直筆の絵はがきが届き、そこには我が家の愛犬のことについて書かれていました。長くはありませんが、通り一遍の文句ではなく、うちの愛犬に接していなければ語れないメッセージが書かれていました。
これには、さすがに心が動かされました。
このペンションは、ネットで調べてネットで予約まで完了したので、お礼のメッセージはメールで済ますことも可能だったはずです。しかし、あえて手書きの絵はがきにして、帰宅時に最初に目に触れるから、印象も強くなるぶん、その存在を忘れてしまう可能性もかなり低くなります。
ネットでビジネスをしていると、ついつい効率を優先して、なんでもメールで済ましてしまう方へ流されてしまいますが、こういった一手間をいとわないところで、ライバルとの差がつくものです。
インターネットで取引しているから、あえてこのようにオフラインのツールを活用するという点は、その手の本やマニュアルにはよく書かれていることですが、実際に実行しているところは意外と少ないです。
私は、ネットでかなり買い物はしますが、このようにはがきが届くといった経験は、自分の運営しているサイトのお客さんに出すことはあっても受け取ることははじめてでしたので、効果のある割には意外と面倒で手を出さない運営者が多いのではないかと思います。
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