いらない老害社員

この半年ほどの間、私はとあるリゾートホテルのネット集客を請け負っていました。

最近は、ホテル等の宿泊施設もすべてネットで完結してしまうようになっていて、気の利いた経営者なら、すでにネット上のエージェント(楽天トラベルやじゃらん)からの集客に尽力を尽くし、然るべき担当者を呼んでくるなり、育成するなりしています。

すべての施設がこのように時代の流れを酌んで、変化に対応できれば良いのですが、ある程度の規模の組織になってくると、いろいろと障害があってなかなかスムーズに事が運ばないものです。

私は独立してからは、ほとんど一人で自分の事業について、好き勝手に決断して運営してきましたが、何年かぶりに「あー、組織ってこれだからいやなんだよな!」と、改めて思い知らされる毎日を過ごしていました。

今日は、その中からひとつだけ取り上げてみたいと思いますが、私が一番うんざりさせられたのは、いわゆる「老害」というやつです。

年配社員が、すべてダメといういう意味ではなく、ここでは、過去の栄光にいつまでも浸っていて進化を恐れている人間を指します。

先に書いたとおり、今はネットからの予約に力を入れるべきなのにいつまでも、昔のやり方にこだわって、ちっともお客さんを呼んでこない代理店へ営業に回ったりといった無駄を繰り返す年配社員は、まさしく老害そのものでしょう。

一人で勝手に営業に回っているだけならまだかわいいもので、下手したらこっちの足を引っ張ることまでしてくれるから、さらにタチが悪いです。

ホテル業界では今まで普通に行われてきたようですが、契約している旅行代理店のためにあらかじめ何部屋かを押さえておく(リザーブしておく)取り決めがあります。

まぁ、今どきの旅行代理店は大して集客力もないので、実際にリザーブした部屋が埋まることはまずありません。だから、ネットからの予約が入れば、当然空いている部屋を割り当てるべきと思うのですが、そこは、○○ツーリストで押さえてあるからダメだといった横やりが入るわけです。

しかたなく、ネット上の予約は「手仕舞い」といって、予約の受付を停止するのですが、ふたを開けてみれば、○○ツーリストの分はキャンセルで大量に空き部屋がでてしまうといったことがたびたびありました。

結局、この老害社員はホテルの売り上げや経営はどうでもよくて、自分の担当している代理店にいい顔したいだけなんです。時代は、インターネットからの集客にシフトしているということも頭ではわかっている(つもり?)だけど、それを認めると自分の存在が否定されるから、認めたくないのがその態度からありありと伺えました。

私は、外注業者なので、あまり摩擦を起こすようなことはしたくなかったけど、この老害社員とだけは、何度も衝突しましたね。

コイツについては、書きたいことが山ほどありますが、今日はこれくらいにしておきます。

ただ、この老害社員ほどではないにしろ、私たちの中には新しいものに対しての抵抗というのは、少なからずあるかもしれません。

しかし、この世は「諸行無常」という言葉のように常に変化に満ちていることが、当たり前なのかもしれません。変化を恐れて、何もしないよりいつまでもチャレンジしていく姿勢を持ち続けたいものです。

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